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   【AC…一般会計】の決算から年次処理について!
A. 序論
決算・年次処理及び年初処理は通常の月次処理と違い手順が少し複雑です。
特に、年1回しかないので忘れやすく、操作に迷いを覚えることがあります。
そこで、今回のテーマでは基本的なデーターの流れを説明して理解を深め、スムーズに処理ができるように手順をまとめました。
B. 決算仕訳
@ 繰越利益+当期利益→未処分利益に振る作業です。
A この作業はパラメーター『195』に登録しているテーブルを使用して自動的に処理します。
B 注意】この処理は科目間で自動的に処理を行うため、仕訳のデーターがありません。よって、元帳を作成してもデーターとしては作表されてきません。
C 処理を元に戻したい時には例外処理の中の『1. 決算仕訳の戻し処理』で戻すことができます。但し、この時点では単にデーターを戻しただけなので、仕訳しない項目への反映は行なわれておらず、本当に元に戻すにはその後、『当月累計再計算』を行なわねばなりません。【仕訳追加などの処理があれば、自動的に更新されています。】
D もちろん、自動的に行うのではなく、会計伝票を入力することもできます。
この場合の仕訳は以下のようになります。
借方 貸方
前期繰越利益 当期未処分利益
当期利益 当期未処分利益
C. 年次処理
年次処理では以下の作業を行います。
ファイル 処理内容 注釈
1 科目マスター 前期残高を前々期残高に移します。  
当期の月別実績を前期月別実績に移します。  
上記の合計を前期残高に足します。 貸借区分により足し引きが逆
件数管理マスターに登録している、損益勘定の範囲の科目は前期残高を0クリアーします。 通常『8000〜9999』の範囲の科目が対象となります。
パラメーター『195』の演算科目の前期残高を0クリアーします。 前期繰越や当期利益は『7000』番台で作成されています。
銀行預金M 前期残高を前々期残高に移します。  
当期の月別実績を前期月別実績に移します。  
上記の合計を前期残高に足します。 短期借入・長期借入・割引手形などは引きます。
管理マスター 決算仕訳『3…年次終了』にセット  
D. データー保管
データーの保管処理では以下の作業を行います。
ファイル 処理内容
前期保存ファイル 前期の実績をクリアします。
当期の仕訳データー実績を複写します。
仕訳ファイル 当期の仕訳データーをクリアします。
科目ファイル 元帳作成ページを0クリアします。
E. 一連の作業
@ 左側に仕訳を入力する場合の手順を右側に決算仕訳を使用する場合を掲載します。
仕訳を入力する場合 決算仕訳を使用する場合
最終(B/S、P/Lや部門別・月別)の作表 最終(B/S、P/Lや部門別・月別)の作表
  上記作業終了後に最終の元帳を作表する
決算仕訳の入力(当期未処分損益分) 決算仕訳処理
科目間集計『190』パラメーター変更
その他剰余金の中に当期利益【9833】が足されている場合には削除する。
仕訳処理
最終の元帳作成  
月次更新処理 月次更新処理
年次処理 年次処理
データーの保管処理 データーの保管処理
科目間集計『190』パラメーター変更
その他剰余金の中に当期利益【9833】が足されていた場合には復活させる。
 
 
利益処分仕訳入力
通常の仕訳処理
A 利益処分仕訳入力は以下のようになります。
借方 貸方
当期未処分利益 別途積立金
当期未処分利益 前期繰越利益
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