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    『会計伝票と仕訳』について
A. 会計伝票入力と仕訳処理
日々又は月次単位で入力される会計伝票では登録されている全ての科目を入力するのではなく、原単位となる科目【仕訳を行なう科目】を入力するだけであり、集計科目の登録は入力された仕訳に基づき計算されています。
CO−STARではこの会計伝票に基づいて、科目マスターに日計・月計の登録及び集計科目への反映を行なう処理のことを仕訳処理と称しています。
この仕訳処理は以下の4つの処理を行なっています。ただし、共通部門の展開処理はこの機能を選択している場合にのみ有効です。
処理内容 備考
科目残高更新 会計データに基づき日計・月計も計算する。
科目間集計 集計項目の設定作業【*1
部門間集計 部門合計の処理【*2
共通部門費展開 設定している場合 VOL.008 参照
*1. 科目間集計につては次章で詳述します。
*2. 部門間集計につては次々章で詳述します。
B. 科目間集計
以下の例の通り、いろいろな組み合わせを行なえるようにようにしています。
集計科目 演算科目
【1】 【2】 【3】 【4】 【5】
当座資産 現金 普通預金 当座預金 受取手形 売掛金
棚卸資産 商品           
そ他流動資産 前渡金 立替金 仮払金 前払費用 仮払消費税
流動資産 当座資産 棚卸資産 そ他流動資産     
演算科目は50科目登録することができます。
集計科目を演算科目とすることもできます。【但し、演算科目に登録する位置より以前に集計科目として登録されている必要があります。】
各演算科目の前には演算記号を登録することができ、+−計算を行うことができます。
C. 部門間集計
以下の例の通り、いろいろな組み合わせを行なえるようにようにしています。
集計部門 演算部門
【1】 【2】 【3】
100 本社 001 本社販売 002 本社製造       
200 工場 011 工場販売 022 工場製造    
501 販売 001 本社販売 011 工場販売       
502 製造 002 本社製造 022 工場製造       
900 全社 100 本社 200 工場       
演算部門は30部門登録することができます。
集計部門を演算部門とすることもできます。【但し、演算部門に登録する位置より以前に集計部門として登録されている必要があります。】