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   《部品について》 A部品価格とオン部について
A. 各メーカーのプライスについて
顧客に提供する部品価格の設定方法には以下の2通りのいずれかを各メーカーが採用しています。
@ 全国統一価格
A 地域別設定価格
メーカーがプライスを設定する時の基準は原価に推定【管理費+金利及び市場価格を参考】した率を掛けた値を用いています。
数万から数十万の部品価格を管理する立場上管理出来る価格基準は1つしかできえません。【但し、国外を考慮すると何十もの価格を登録している場合があります。】
地域別設定価格でも全ての地域の価格を登録するのではなく、基準となる1つの価格のみを管理しています。
B. プライスの設定
通常プライスの設定方法には、以下の2通りの設定方法があります。
コード 内容 相違点
ハンドで部品価格を登録する方法  
メーカーより送付されたCD及びDVD等
で登録する方法新は旧に互換性有り
基準価格ままで使用
地域率を掛ける
複数地域を管轄している場合には、基準価格のままで登録し、以下に説明するオン部の機能を利用します。
 リモートでのプライス改定
@ メーカーは年1回か複数回のプライスを行い、部品ニュース等で営業所・デポ及びサービス工場に通知します。
A この場合、通知の手段として書面以外のCD及びDVDが用いられています。
B このデーターを用いて部品マスタを修正できれば正確で便利です。
C 各メーカーからのファイル・レイアウトは違い、仕入情報の計算式も相違があり、実際の処理プログラムは個別対応となります。
D プライス改定作業はパススルーで弊社が行います。
E そのためには、弊社のメーカーの情報を入手する必要があります。
F CD及びDVDを弊社に送付する方法もありますが、配送期間及び費用の問題で、各お客様のAS400上にプライス情報を作成していただき、パススルーにより入手することも可能です。
AS400への取り込みの操作は ⇒⇒ ココをクリック
C. オン部とは何?
一般に顧客に請求する部品代(プライス)はメーカーで決定されています。このメーカー・プライスは全国共通及び設定地域別が原則になっています。ところが、離島の顧客へはフェリー代等の問題で、顧客の了解の基にプライスを上乗せする場合が生じます。(勿論メーカーへも了解が必要です。)
CO−STARでは、オン部という項目を作り以下のロジックで上記作業を標準化しています。
@ 請求先のオン部が『0』かの判定を行います。
A 部品番号毎にオン部を行ってよいかの判定を行います。
B {(プライス×[1+【オン部/100】])四捨五入}まるめ
    まるめ…  100円未満…  5円切上
          10000円未満… 10円切上
          10000円以上…100円切上
こぼれ話
ある業者がオン部の機能をハンドで行い、顧客からの苦情に『1行ずれて処理していました。すみません至急訂正します。』と対応したが、次回より入庫なし【取引なし】となった経験談を披露していた。
顧客は前回の請求金額との突き合わせを行っていたとのことです。
CO−STARのオン部の機能はあくまでも、複数地域価格のためのものであり、企業防衛のための以下の設定条件は各企業の良識のある判断で行ってください。
        ・顧客が部品の値引を公然と要求し、適性利益があがらない。
        ・顧客よりの回収が悪い場合等