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   《部品について》 @I/C【インター・チェンジ】とは
A. E/C【設計変更】
I/C【インター・チェンジ】とE/C【エンジニアリング・チェンジ】の関係はほとんど同じ機能であると言えます。
この章では、E/Cについて説明します。
商品・製品を製造して行く上で改良・改善の作業は常に発生します。この場合、部品も変更が生じ、『A』→『A’』→『A”』のように部品番号が変化していきます。
製造部門では最新の部品番号で業務を行うなうので、この部品番号の変遷は単なる歴史しか捕らえようがありませんが、サービス・パーツ【補給品・補用品とも呼ばれる】では旧部品番号も存在していますので、製造番号【シリアルa^車第番号】との関係で交換の際大きな問題となります。このE/Cの過程で発生する新旧部品の関係を互換性といいます。
コード 内容 相違点
新旧双方に互換性有り 修理のため『面取り』等の改善等
どちらも、互換性なし 寸法自体が違う
新は旧に互換性有り 寸法同一で強度【材質】が違う
B. I/C【インター・チェンジ】
I/C【インター・チェンジ】は上記のE/C【エンジニアリング・チェンジ】の他に以下のような互換性『A』の部品番号を含みます。
番号
メーカーがEGインナーパーツ等で調達を行っており、図面化しておらず、供給元の部品番号を流用し、自社番号とした時に同一部品がある場合には互換性『A』で関係を結びます。
OEM供給で製品をだしている場合に相手先部品番号体系で新たな部品番号が発生した場合の関係も『A互換』です。
部品集約等の改善作業で、自社で使用していた部品が市販部品と同一機能であった場合とか、1つの部品に2つ以上の部品番号が作られていたケース
上記のケースでは直接ぼ設計変更以外で部品番号の関係を作成しなければなりません。
このケースとE/Cを含めた関係をI/Cと呼びます。
CO−STARでは上記の関係をI/Cマスターに登録します。もちろん、部品番号と部品番号の関係ですから、イミテーション部品とか、自社設定番号での管理も行うことができます。
C. 処理の方法
調達を行う場合には、もちろん最新部品番号で行います。受注引当処理を行う場合には『C互換』ではその部品番号で処理します。『A互換』の場合CO−STARでは1段階プライオア・パーツナンバー・システムを採用しています。
《1段階プライオア・パーツナンバー・システム》
部品番号 在庫数 パターン1 パターン2 パターン3
受注数 引当数 受注数 引当数 受注数 引当数
PART01−00          
PART01−01        
PART01−02          
PART01−03        
@ 受注部品番号より1つ前の在庫を探す。
A 受注部品番号の在庫を探す。
B 受注部品番号以降の新部品番号の在庫を探す。
【『互換性コード』は直前の部品番号との間の関係を示しており、2つ離れた部品間の互換の保証はしていません。故に、パターン3の場合はPART01−01に在庫がありながら引当は行いません。】
D. STに見るI/Cの実例》
テストデーター
旧部品番号 在庫数 新部品番号 在庫数
PART01  IMIT01
PART04  IMIT04
アイテム001は旧部品番号を入力したが、引当られたのは新部品番号です。
アイテム002は新部品番号を入力したが、引当られたのは旧部品番号です。
こぼれ話
笑い話ではすまないが、あるメーカーの部品倉庫で棚卸での結果、在庫金額約2億円、更正益20万円であった。実に、誤差率0.001のすばらしい結果であるが、実情は更正益が1520万円で更正損が1500万円であった。【原因はI/C
単品販売でボルトを受取ったところ4個発注で確かに4個入庫しているが、明らかに3個と1個に違いがあった。ネジ部は一緒であり、修理には支障ないが、頭の形状が違っていた。送付元に正した所、新旧部品を集めて管理していた。
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