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   端末機ファイルについて
A. 前回の説明
端末機ファイルを設定した最初の目的は、前回のテーマで述べたように、操作している端末機で部門及びアウトプットスプールの確定を行なうために作成しました。
上記以外の機能も以下の3つの機能があります。
番号 機能
『JB…自賠責』の証明書の発行可能端末機の設定
月次更新等の重要な処理ができる端末機の認定
取引先マスタや車輌マスターの一覧表を作成することができる部門の特定
B. 『JB…自賠責』の証明書の発行可能端末機の設定
『JB…自賠責』の証明書は冊番管理されており、証明書発行時には冊番が指定されており、その冊番の用紙をセットする必用があります。
すべての端末機で上記の作業を行なうことが出来てしまうと、冊番管理が崩れてしまうので証明書発行を指示できる端末機は1台に絞りこむ必要があります。
ただ、この1台は部門の中で1台であり、複数部門が存在している会社ではその部門数まで証明書発行ができる端末機が存在することになります。
又、この発行できる端末機は端末機ファイルを設定し直すことで、他の端末機に指定替えを行なうことが可能です。
C. 月次更新等の重要な処理ができる端末機の認定
月次更新処理を行なうのはシステム管理者の役目です。ところが、この処理自体はメニューに載っており、誤って処理する危険性があります。勿論、プロンプトを表示して確認を求めたり、システム日付とのチェックをしていますが、考えられないミスは発生してしまいます。
そこで、この処理を行なえる端末機を限定することにより、システム管理者以外が操作できないようにし、ミス防止対策としています。
この情報を端末機ファイルに登録しています。
D. 取引先マスタや車輌マスターの一覧表を作成することができる部門の特定
実務を行なう上で他部門の情報はあまり活用することはありません。勿論、他部門管轄の車を修理するとか、振替などを行なうこともありますが、全体としては自部門に関するデーター処理を行ないます。
昨今よく流れている情報流出の話ではありませんが、他部門の取引先一覧表や車輌一覧表を作成することに制限を設けて欲しいとの依頼をする会社があり、この端末機ファイルで作表可能な部門を指定しています。
この端末機ファイルで指定できる部門は自部門を含めて、支店・営業所の関係から10部門を指定できるような設計になっています。もちろん、システム管理者の端末機はオールマイティーの設定がなされており、全ての部門の一覧表を作表することができます。