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   『AC…一般会計』の期初並行処理について!
A. 並行処理の必要性
釈迦に説法かも知れませんが、決算確定まで2〜3月掛かるのが通常のパターンです。
その場合、旧会計年度の処理は決算月の状態で放置しておかねばならないし、新年度の1ケ月及び2ケ月の月次決算はしなくてはなりません。
上記のような処理を行なうためCO−STARでは以下のような、並行処理可能な対応を行なっています。
B. 並行処理のロジック
AS/400の基本機能にライブラリーリストと言う考え方がありまます。ライブラリーの優先付けの機能であり、同じ名称のデーター・及びプログラムであっても、上位にランクされたライブラリーに登録されているデーター・及びプログラムを使用する機能です。
この機能を利用し、新年度の処理を行なう場合、上位のライブライーに現在のデーターを複写し、新年度最初の状態を作りあげ、そのライブラリーを使用して新年度の処理を別途処理します。
勿論、旧年度の処理は決算月のままで存在しています。
CO−STARの会計伝票は、当月の経理処理月より3月以降の処理月のデーターも取り扱えるようになっています。
以下にCO−STARが自動的に行なっている処理を説明します。
@ 現時点での『AC…一般会計』のデーターの複写を新年度用のライブラリーに作成します。
A 月次更新処理を自動的に行います。
B 年次更新処理【期末残高の設定】を自動的に行います。
C 年次ファイルの保管処理【仕訳データーのクリア】を自動的に行います。
上記の自動作業の結果、新年度用ライブライリーのデーターは新年度の最初の状態となっていますので、通常の作業で新年度の月次処理を行なうことができます。
C. 注意点
この操作ができる端末機は任意の1端末機のみです。他の端末機から、新年度処理に入ろうとしてもエラー表示がなされて、入ることはできないようになっています。
操作を行なっていない端末機は旧年度の処理を行なっています。
日々の会計データーは旧年度のライブラリーで処理してください。
勿論、決算が確定した場合には、旧年度のライブライーで
@.月次更新処理
A.年次更新処理
B.ファイルの保管処理
を行い新年度に切り変えする必要があります。
処理した後は通常の処理に戻ります。
新年度用ライブライーを処理終了後は必ず、旧年度用に戻してください。この処理を行なうことにより、他の端末機が新年度用のライブライ−を使用することができます。
新年度用のラーブライーは作成・利用の2方法があり、作成の場合にはその時点の旧年度ライブライーを複写使用します。利用だけの場合には、単にライブライーリストの操作であり、直前に作成されている新年度用のライブライーを使用して処理します。