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    『ST…在庫管理』の例外処理について
A. 例外処理の基本原則
処理を戻すことを原則としていますので、特別の例外処理はありません。つまり、何段階を経て処理したデーターを最初に戻すには、段階を踏んで戻すことを原則としています。
1つの処理毎に戻すプログラムが用意されていますので、最初に戻すには逆の処理を続けていけば戻ることになります。
B. 例外処理一覧
処理名 処理内容



受注取消 受注した情報を取り消しします。
引当・BOともに対応します。
要求訂正 要求取消・数量訂正
出庫取消 出庫処理を取り消しします。
振替取消 振替処理を取り消しします。
入庫取消 入庫処理を取り消しします。
日次更新取消 日次更新処理を取り消しします。



引当解除処理 引当を解除します。
強制引当処理 在庫を強制引当てします。
調達単価変更 調達単価を決定・変更します。
10 売上取消(返品) 返品処理です。
× 月次在庫管理取消できません。
赤字で示した処理が例外処理の範疇に入る処理です。これらの処理は、無くても処理できます。【赤黒処理でできる。】
ただ、赤黒処理では無駄なデーターが多く発生し、データーの管理もそれだけ必要となってきます。
月次在庫管理では1ケ月総平均法(移動平均)で売上原価を確定させているので、この処理を元に戻すことはできません。
C. 処理例
日次更新処理まで行なってしまった出庫が、実際はいらない処理で返品として戻ってきた。【返品処理を使用せずにデーターがなかったことにする。】
@ 日次更新取消処理で当該注文番号のみ日次更新処理の前の状態にする。
A 出庫取消処理で出庫処理の前の状態にする。【在庫数が戻り、引当の状態となります。】
B 受注取消処理で受注処理を行なった前の状態とします。