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    交換案内について
A. 交換案内とは
管理台数が一定の条件で修理売上を伸ばすには、予防修理による売上増が考えられます。この予防修理を行うことにより顧客の所有する車輌の管理を確実に行っているとの印象を植え付け、自社の車輌を管理してくれているとの信頼感を持ち、そのことにより顧客サービスが充実していると思われます。
この「通知」するシステムが「FK…交換管理システム」であり、そのためには、過去の修理歴を活用して推定を行い、その推定値と基準値と照らし合わせて、交換すべき部品データーを抽出しています。
B. 交換案内システムのロジック
各車輌毎に12個の部品に関する基準値【日数・走行距離・稼働時間】を登録します。登録するファイルは診断マスターと呼ばれ、上記以外の情報として過去3回分の修理交換実績を記録するようになっています。
売上処理時に上記の部品を使用した場合には診断マスターに修理交換実績を登録しておきます。この際のロジックは以下のとおりです。
条件 処理
直前修理実績月=今回修理日 基準に関する実績を置き換えます。
直前修理実績月≠今回修理日 2回前実績→3回前実績
1回前実績→2回前実績
今回実績 →1回前実績
1次関数の当てはめにより、交換案内処理日の実績値を以下の方法で算定します。
番号 処理内容
3回前から1回前までの日数を求める
3回前から1回前までの実績値【走行距離or稼動実績】
1日あたりの使用実績値を求める(2.実績値/1.日数)
1回前から交換案内処理日【本日】までの日数を求める
1回前から本日までの実績値を算定(3.×4.)
本日の推定値(1回前の実績値+5.)
実質的には上記の5.の結果と診断マスターの基準値とを比較して交換案内を出すか出さないかを判定しています。
C. CO−STARの交換案内の特長
交換案内の方法として @一覧表、A葉書、BFRへの連動 の3種類あります。
@及びAは通常考えられる処理であり、Bについて以下に詳述します。
FRへの連動」とは、『FK…交換案内』で抽出した交換情報を注釈の形式で『FR』の受付ファイルにデーターを追加します。
上記の作業により、見積書及び請求明細書に交換情報の内容が表示されます。【交換案内ハガキのような特別の帳票を用いることなく、通常の見積書や請求明細書にさりげなく表現できます。】
もちろん、実際に使用された場合にはその注釈を正規の部品明細レコードに一括変更できる機能もあります。
D. その他の機能
I/C【インターチェンジ…新旧部品管理】の機能もあり、全て新部品番号で処理を行うようになっています。
診断マスターへの登録作業では、製品群・型式単位で一括登録できる機能と、ある車輌のデーターを流用する機能もあります。
管理区分【顧客まで展開するか、自社内での管理のみするかのし機別】を設定できますので、全ての車輌を対象とするのではなく、指定した車輌のみでも行うことができます。