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   《部品について》 Bキット部品について
A. キット部品とは
部品を組み合わせて1つの部品としている点でアセンブリー部品と同じような物ですが、アセッブリー部品はその部品のみでの在庫・販売を行うに対し、キット部品はそのものの販売のみならず、子部品の在庫・販売を行ことができます。つまり、在庫は子部品で管理し、販売はキット部品で行う管理のことです。
B. CO−STARでのキット登録
キット 構成部品 構成数 キット区分
KIT01 PART01 2
PART02 1
PART03 4
ここで、『KIT01』を2個受注した場合には、PART01は4個、PART02は2個、PART03は8個の受注として処理されます。
【参考】キット区分の意味は以下の通りです。
コード 内容

メーカーでのキット番号であり、上記の展開はおこなわず、
単に参考として登録をしています。
キット展開処理を行います。
C. キット処理について
処理 キット処理の内容
受注処理 キット番号で受注し、構成部品で引当処理します。
構成部品が全て揃った状態でキット番号が引当った状態となります。
受注取消 キット部品に対し取消指示が入力できます。
構成部品に対しては指示できないようにプロテクトされています。
出庫処理
入庫処理
構成部品に対して入出庫の入力ができます。
キット部品に対しては入力できないようにプロテクトされています。
請求書 請求書の表示はキット部品のみ表示されます。
構成部品は表示されません。
在庫管理 構成部品のみ在庫管理の対象となります。
こぼれ話
ある部品センターの担当者がキット部品の構成部品をハンド処理していたが、『決まっている無駄な作業をいつまで続けなければならないのか』と嘆いていました。
あるメーカーの部品補給課の担当者の話として、『今後、部品の標準化の取り組みが進む中、コスト削減の意味から、キット部品の比重が増してくるだろう。だから、すぐにでもキット展開のロジックを開発して欲しい。アッセン交換で対応するのが、利益よく、管理も楽なのだが、それを続けていくとお客様より、苦情・文句を言われる。窓口の不満を会社が取り上げてくれない。サービスというのは補給部品も含まれるのだと言うことを理解させるのが難しい。』と言う話がありました。