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SEQ 項目内容 詳細 備考
７７６１ 【自動保留】…自動保留とは？
７７６２ 【自動保留】…自動保留のデーターの処理方法
７７６１ 　【自動保留】…自動保留とは？
１ 支払締日更新処理を行った後に、各サブシステムから送られて来るデーターは、各サブシステムの本来機能を重視【売上／売掛金の方が重要】するために、『ＰＹ…支払管理』では、おかしいデーターでも受入せざるえません。
２ ところが、単に受入るのみでは、正規のデーターか異常のデーターか区別することができなくなるため保留の状態にします。
３ この保留の状態は支払保留のフィールドを使用し以下の設定コードです。
コード 内容 発生要因
　 保留状態ではない 　
１ 支払保留 　
７ 締後作成 売上処理で発生
８ 締後変更 原価・仕入先の変更
９ 締後削除 売上取消処理で発生
４ 締後作成は作成されたデータに保留コードをつけて作成します。《１件》
５ 締後削除は元データーに保留コードをつけて作成します。《１件》
６ 締後変更の場合には元データーに保留コードを付けると同時に変更後データーも保留状態で作成します。《２件》
７ この保留データーが作成されるプログラムは以下の通りです。
システム プログラム＃ プログラム名 モード 使用
ＦＲ…売上請求 ＰＣ１２０２ 売上変更処理 ３…削除 　
ＰＣ１２０３ 買掛データ作成【売上処理】 １…作成 　
ＰＣ１７２０ 個別原価登録処理 ２…変更 中止
ＦＧ…外注管理 ＰＧ１２１１ 外注請求入力 １…作成 　
ＰＧ１３１０ 外注ファイル修正 ２／３ 　
ＫＬ…販売管理 ＰＨ１２１０ 売上確定処理 １…作成 　
ＰＨ１２３０ 売上取消処理 ３…削除 　
ＰＧ１６１０ 仕入入力（新車） １…作成 　
ＰＨ１６２０ 仕入入力（中古車） １…作成 　
ＰＨ１７４０ 製品マスター修正 ２／３ 　
ＰＨ６１５０ 売上確定後の請求変更 ３…削除 　
ＳＴ…在庫管理 ＰＺ１８３０ 買掛データ作成【要求フォロー】 １…作成 　
ＰＺ８２１０ 日次更新取消処理 ３…削除 　
ＲＮ…レンタル ＰＲ１０６０ 要求フォロー １…作成 　
ＰＲ３８１０ 買掛金ファイル作成 １…作成 　
ＰＲ９７９０ 要求フォロー取消 ３…削除 　
　 ７７６２ 　【自動保留】…自動保留のデーターの処理方法
１ 《削除》の場合
① ファイルの動き
発生日 注文番号 ｱｲﾃﾑ 追番 買掛金 締Ｆ 保留 ファイルの状態
－ｎ月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ ０ 123,000 １ 　 元々のファイル
　
－ｎ月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ ０ 123,000 １ ７ 売上変更処理
　
－ｎ月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ ０ 123,000 １ ７ 自動保留の状態
　当月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ １ 123,000 　 　
② 処理【基本原則】
発生日 注文番号 ｱｲﾃﾑ 追番 買掛金 締Ｆ 保留 処理
－ｎ月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ ０ 123,000 １ 　 保留フラグを削除
　当月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ １ 123,000 　 　 　
　当月 ＸＸＸＸＸＸ ｎｎｎ ０ -123,000 　 　 赤の買掛を計上
自動保留画面で『Ｙ』を入力し、処理開始することにより、『保留フラグを削除』を行うことができます。
『未払伝票の入力』で『赤の買掛を計上』を行います。
③ もし、単純な操作ミスで同じ内容の買掛データの場合には、『赤の買掛を計上』を行うのではなく、当月買掛データを削除してください。
④ このような、処理が多くある場合には、１回で処理できるプログラムを用意します。
　
２ 《作成》の場合
発生日 注文番号 ｱｲﾃﾑ 追番 買掛金 締Ｆ 保留 処理
　当月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ １ 123,000 　 ９ 　
① 締日更新処理後であるのに、締日以前のデータが連鎖されてくるので、エラー・データで
あるということで、保留に『９』をセットしています。
② この場合には以下の２通りの処置方法があります。
１． 当該データを削除する。
２． 発生日を締日以降に修正して、翌月の締月とする。
③ 両方の処理は、当自動保留画面で処理を行うことができます。
　
３ ｛変更｝の場合
① ファイルの動き
発生日 注文番号 ｱｲﾃﾑ 追番 買掛金 締Ｆ 保留 ファイルの状態
－ｎ月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ ０ 123,000 １ 　 元々のファイル
　
－ｎ月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ ０ 123,000 １ ８ 売上変更処理
　当月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ １ 111,000 ８
② 処理【基本原則】
発生日 注文番号 ｱｲﾃﾑ 追番 買掛金 締Ｆ 保留 処理
－ｎ月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ ０ 123,000 １ 　 保留フラグを削除
　当月 ＸＸＸＸＸＸ ００１ １ 111,000 　 　
　当月 ＸＸＸＸＸＸ ｎｎｎ ０ -123,000 　 　 赤の買掛を計上
自動保留画面で『Ｙ』を入力し、処理開始することにより、『保留フラグを削除』を行うことができます。
『未払伝票の入力』で『赤の買掛を計上』を行います。