A. 基本仕様(前提条件)
 
1. RPG−CGIを用いてWebプログラムを作成します。
 
2. RPG−CGIはフレームを使用することができないので、配車計画画面と計画画面作成するためのデータ画面の2画面(2プログラム)で
相互に処理をすすめます。
 
3. CCSIDは5026で運用します。
 
以下の通説が述べられてきました。
IBMはiSeries400をWebサーバーとするにはCCSID = 5035 を強く推薦します。
これは、WebSphereやApacheがCCSID=5035でしか動作しないからです。
ところが、システム値のQCCSIDを5035に変更してしまうと、日常れまで使用してきた基幹業務の半角カナ文字は全て文字化け
となり、たちまち日常業務は停止に追いこまれてしまいます。
 
Ver5.2での運用でCCSID = 5026で問題なく稼動しています。(Ver6.1でも問題なし。)
以下の点を考慮しています。
@ CALL命令以外は英数小文字は使用しない。【HTMLは半角大文字で作成しています。】
A 上記の理由より、JAVASCRIPTは使用しない。
【但し、初期画面表示に左画面・右画面は画面サイズを設定するため及びツールバー・メニューバーの使用禁止etcで使用しています。】
 
4. 画面のスクロールは使用しない。
1] 前述したように、RPG−CGIはフレームに対応していないので、スクロールと同時にりんく・コマンドもスクロールしてしまいます。
【基幹業務で開発していたように、前頁・次頁のコントロールで対応します。】
2] 今までの基幹業務にはスクロール処理がなかった。
3] STOUTのOUT領域の最大値が65536であり、リンクの数やカラー表示や文字修飾にもよるが、約1画面強の容量です。
【つまり、今回の配車計画では左右2画面必要であり、各々画面で考慮すると2〜3画面分の容量です。】
4] V5.1で左画面で30,000のOUTで画面表示に1呼吸の間が発生しています。
もちろん、Power7を搭載しているiSriesi7ではサクサク画面が動作していまが、4.1]の要因でスクロールは禁止しています。
5] OUT領域は増えますが、見た目を良くするために最低限のスタイル・シートを使用しています。
 
5. HTMLでよく使用されている『戻る』は使用禁止にしています。
1] 『戻る』を使用するとデータの整合性を阻害します。
2] 最初の左右画面展開の JAVASCRIPT でメニュー・バーを消去しているので、『戻る』ボタン自体がが存在しません。
3] 作成されたプログラムはクッキーを使用せずに、パラメータを受け渡すことでリエントランなプログラムを作っています。
 
6. 基幹業務との排他制御
1] Webで新たにファイル更新のプログラムが作成されたので、当然排他制御のための管理ファイルが必要となります。
2] Web内での排他制御だけでなく、既存のプログラムも追加された排他管理ファイルの使用する修正が必要です。